赤い壁をポイントにした神栖市のお庭

2011/06/01
こんばんは!鹿嶋市在住のガーデンデザイナー、ボスこと溝口 望です。
5月もあっというまに過ぎ去ってしまい、今日から6月ですねっ!
「梅雨入り宣言があると、お天気が続く!」という、エムズ・プランニングのジンクスがあるのですが、まさか、5月に台風が来るとは思っていませんでした。
先日の強風で、満開を迎えていたバラもかなりの痛手を負ってしまいましたが、自然のことですので、仕方がないですね・・・。

さて、きょうは、以前着工中のお庭をご案内した、神栖市のK様邸の完成後お庭をご案内いたします。

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K様のお家は南側道路に面した、日当たり抜群のお庭です。
道路に面しているということは、もちろん道路からの視線も良く通ってしまうということで・・・。同じような立地条件の方から、「リビングのレースのカーテンは何となく気が引けて明けられない・・・。」というお声を聞くことが、よくあります。
そんな時には、適度な目隠しをつくって、プライバシーを守って快適なお庭の空間を作ってはいかがでしょうか?

今回は、TOEX(Lixil)のプラスGと左官を施した壁を組み合わせ、アルミフェンスの無機質感を和らげるよう、下草を植えるスペースも確保しています。

ポイントの壁は、「赤」にしています。皆さんのパソコンの画像で、どのような赤に見えているか、ちょっと不安なのですが、かなりこだわった赤色なのです。このお色を調合するのに、6種類の赤色の左官のサンプルを作ってもらい、太陽光の下で、お客様と一緒にこの色に決定しました!

写真には写っていないのですが、実は玄関ドアも赤なのです。

そして、この壁のヒミツをもうひとつ。実は建物側から見るとこんな感じになっているんです。

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壁の手前にベンチを設けて、ゆっくりとくつろげるようになっています。
室内のリビングから見ると、とても良いフォーカルポイントにもなっていますし、このベンチがあることで、壁の控えとしての役割も果たしています。

ベンチの前には、自然石をふんだんに使った、贅沢なテラス、そして、玄関アプローチ周りの芝生へと続きます。

もちろん、リビングからのアクセスも考え、半円の形をした階段を2箇所設置していますよっ。

まだ、植栽を植え込んだばかりですが、この夏が終わるころには、植物もぐーんと成長して、今よりもっとしっくりと馴染んできます。

きちんと目的を明確にしてお庭をデザインすると、今までのライフスタイルもちょっと変化してくるから不思議です。

きっと、日々の草抜きや、お水やりがとっても楽しくなってきますよ~!

そして、是非このテラスで人目を気にせず、ティータイムを楽しんでくださいねっ!

神栖市K様邸のお庭紹介でした。

ボスでした。