シマトネリコの落葉は元気な証!

2011/05/10
鹿嶋市在住のガーデンデザイナー、ボスこと溝口 望です。

今日は、今庭木として人気の「シマトネリコ」(しまとりねこではありません・・・。うちの母親が、いつも間違って言っているので・・・)についてご案内いたします。

この時期になると、「うちに植えてあるシマトネリコが、春なのに葉っぱが黄色くなっちゃって、たくさん葉が落ちてしまうんだけど、病気でしょうか・・・?」という、お問い合わせを頂きます。

シマトネリコは、「半落葉高木」という分類になり、以前は観葉植物として扱われていた植物です。
最近では、温暖化の影響で、涼しげな葉っぱが人気の庭木として扱われています。

暖かい気候の出身なので、冬に強い北風が当たる場所や、植えて一年目の冬には、葉っぱが全部なくなってしまうくらい落葉することもあります。
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ちなみに、こちらが、モデルガーデンのシマトネリコの木の下の状態です。
けっこう、たくさん葉っぱが落ちてるでしょ~!

この季節(3月~5月)にかけ、新芽がた~くさん出てきて、その代わりに、今までの古い葉っぱを落とし、葉っぱの入れ替えをしています。

植物達は、根っこと地上の葉のバランスを自分で考えていますのよ~。
とっても、おりこうさんなんです。

ですので、この時期のシマトネリコの葉の落葉は「元気いっぱいの証」なのです。
同じように、常緑の植物も新芽を出すこの時期に、古い葉っぱをどんどん落します。

ちょっと、お掃除がたいへんですが、ピッカピカの新芽がとってもきれいです。
葉っぱが落ちたままでも、森みたいな雰囲気で、私は気に入っていますが、気になる方はお掃除してくださいねっ!

そうそう、今年はバラが当たり年のようで、本当にたくさんの蕾をつけています。
ここ、1週間後ぐらいが満開かな?

とても楽しみです!
また、お庭の様子をアップしていきますね!


新緑の季節がやってきて、毎日ワクワクしているボスでした・・・。