Concept 〜デザインへのこだわり〜

目指すは、「我が家で暮らす幸せを感じられるお庭。」

お庭の造り方で、日々の暮らしはとても変わると思っています。
ふと花壇に目を向け、秋に植えたチューリップの球根がひょっこりと出ているのを発見した時の、ほっぺがほころぶような嬉しさ。
窓の外にキラキラとした光を浴びながら、楽しそうに揺れる木々がダンスしているように思えた午後のひととき。
キッチガーデンで収穫した真っ赤なプチトマトを、子供と一緒に口いっぱいにほおばり、こぼれる笑顔。
どの季節も植物やお花に寄り添って暮らすことで、何気ない日常がとってもかけがえのない日々に感じることができ、心がふっと優しい気持ちになれます。

季節の移ろいを感じるながら、我が家で暮らす幸せを感じられるお庭。
そんなお庭づくりをしています。

設計のポイントやこだわりは?

お庭をデザインする時に、CADではなく、いつも手書きで図面を準備しています。指先から出るお庭に対する思いが、図面を通して少しでもお客様に届いてくれたら嬉しいなと思っています。 お庭の仕上げである、植栽計画で心がけていることは、その環境に合った植栽を選び、きちんと土壌改良をすること。 適材適所に植え込むことで、植え込み後も無理なく成長します。 なにより、オーナーさんが肩肘張ってがんばらずに続けられる、気軽にお手入れのできるお庭づくりを心がけています。

ガーデンデザイナーになったきっかけは?

私がお庭の魅力に引き込まれたのは、大学生時代に住んでいた横浜の街にたくさんあった洋風のお庭との出逢いです。
当時はまだ学生。今後ひとりの女性として自立し、生涯続けていける仕事はなんだろう?と模索していく中でガーデンデザインというお仕事に出会いました。時間の経過と共に、たくさんの素敵な表情をみせてくれるお庭にとても惹かれたのです。デザイナーになりたかったというより、植物の持つ生命力や美しさに魅了されて庭づくりに導かれた感じです。

1997年当時は、ガーデンデザイナーという職業も確立されておらず、お庭をつくるのは和風庭園が主流の時代。
やっと「ガーデニング」という言葉が流行り出した頃でした。
まだ、国内には専門的な学校がなかったので、ガーデンデザイナーを目指して、1997年にイギリスの「The English Gardening School(イングリッシュ ガーデニング スクール)」に1年間留学し、ディプロマを取得して帰国しました。

帰国して、かれこれ20年。
水戸市で3年間お庭づくりの部署で働いた後、2001年にエムズ・プランニングを設立しました。
現在は、イギリスで取得したデザインを基本にしながら、日本の風土や環境に合わせたお庭やエクステリアをデザイン・施工し、自然とともに暮らしを楽しめるお庭づくりをしています。これからもずっとお庭の楽しさや素晴らしさを伝えながら、このお仕事を続けていきたいと思います。


お客様へとのお打ち合わせで気をつけていることは?

初めてお庭のオーナーになられる時って、お花や緑に囲まれた夢の暮らしが手に入るワクワク感と、これからきちんとお庭の維持管理ができるだろうかという不安感の両方が入り混じっているのではないでしょうか?お打ち合わせの際には、そんな不安を払拭し、ご自分のお庭を手に入れられたその日から、自然の恩恵がたくさん待っているという、「お庭を持った後の楽しさ」をお伝えするようにしています。

今後やってみたいこと。

新しいことにチャレンジしたいと思い続けていると、ちょっとしてきっかけで、素敵な人に出逢えたり、思いもよらなかった道が開けることってありますよね!今、チャレンジしたい事の一つは本を出版することでしょうか。それも、海に面した過酷な環境でもきちんと育つ植物やお庭をクローズアップした、コスタルガーデンのような本です。日本は、海に囲まれた島国なので、潮風に悩むガーデナーの参考になる本がつくいれたらいいな〜と思います。
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