2013イギリス庭巡り ベス チャトーガーデン編

2013/09/11
鹿嶋市在住のガーデンデザイナー、ボスこと溝口 望です。
先日、BSでベスチャトーさんのお庭を紹介した番組が再放送されていたみたいですね。

この間のイギリス旅行では、吉谷桂子先生のツアー最終日、みんなが空港へ向かうバスをお見送りした後、2泊延泊して引き続きお庭巡りをしてきました。
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旅の記念に吉谷先生とツーショット!いい想い出です!

私達は、ガーデンズの里美さんと寿子ちゃんと熊ちゃんの4人で、先ずはベスさんのお庭へ。

電車に揺られること1時間。コルチェスターに到着。
2010年に訪れて以来、3年ぶりのお庭。あの時は、5月下旬だったので、夏のお庭がどんな様子か、とっても楽しみ!
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まずは、エントランスに入るといつでも見学が出来る、グラベルガーデン。
植え付けた時以外は、一切人工的なお水やりや灌水はしない!というポリシーのもとに造られたお庭です。
お水遣りしなくって、楽チン!と思いますが、どんな植物をどのように植え込みをするか、植物の選定が運命を決める、誤魔化しの効かない、本当に知識と経験と情熱と愛情がないと創れないお庭だと思います。
しかも、この場所、お庭を造る前は駐車場だった場所。
車が常に乗っていたので、きっととっても地面が硬くて大変だったでしょうね。
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とにかく、植物たちが自由に肩ひじ張らず、伸び伸びと生きている感じです!
かしこまってないのに、こんなにきれい。
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イギリスのお庭って、どこにレンズを向けても、すべてが絵になる。背景も素晴らしい!
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私は形の違う葉っぱを組み合わせた姿が好きなので、ついついそんな姿に目が行ってしまいます。
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里美さんは、写真を撮る時の仕草までエレガント!
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『望ちゃん、ここに立って!黄色がすごく映えるからっ!』と、里美さんに撮っていただきました。
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裸足になって、お庭を散策。視覚や嗅覚だけでなく、足の裏の触覚でもお庭を堪能!
実は、この後、あまりの気持ち良さにリラックスしすぎて、ベスさんのお庭でしばしお昼寝。
最高の贅沢です!

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エキナセアの蕾がすくっと伸びて、開花の準備。
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後もう少しで、華やかなピンク色のお花が咲くんでしょうね。
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以前教えていただいた、イギリス流お庭鑑賞のツボ、
『From Born to Death』
お花の一生を楽しむ。
満開のその一瞬の姿だけではなく、芽が出て、蕾が膨らみ、花が咲き、散りゆき、種を付けて、枯れゆくその姿までを愛でる。
素敵じゃありませんか!私も、その時、その瞬間を(エイジングして行くことを恐れずに!)生きていきたい!と思う今日この頃です。

ベスさんのお庭に、バラは植わっていたのかな?と今、ふと思いました。
あったような、なかったような…。
ベスさんのお庭は、ショウガーデンやバラがメインとなっているような華やかなお庭とは、一味違った趣があります。
一度だけでなく、また、訪れて見たくなる、奥の深いお庭です。

今度は、どの季節にお邪魔できるかな〜。
日本からイギリスに想いを寄せる秋の夕べ。
ボスでした。