大好きなエキナセアとスティパ!

2013/08/09
こんばんは。鹿嶋市在住のガーデンデザイナー、ボスこと溝口 望です。

毎日暑いですね~。
お会いする皆様と口を開けば、「暑いですねぇ~!」が出てきて、まるで合言葉のようです。

さて、イギリス旅行のブログも途中ですが、昨日お庭が完成してから3ヶ月が経った、行方市のお客様のお庭にお邪魔してまいりました。
以前作庭させて頂いたお客様の近くにお仕事で行く際には、どうしてもその後の様子が気になり、ついつい寄ってしまいます!

ちゃんと、植物は育っているかな~、どの位成長したかな~。と期待と不安を胸に抱きお邪魔すると・・・
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きゃー!すばらしい!私のイメージした通りの、いやそれ以上の姿が!
まるで、イギリスのガーデン雑誌「GARDENS ILLUSTRATED」の2013年August 8月号の表紙じゃありませんか!嬉しぃ~!風に揺られるスティパにくすぐられるかのように咲き誇るエキナセア。
私の大好きな姿です。昨年訪れたオランダのPIET OUDLF (ピエトオドルフ)さんのお庭?それとも、今年の7月に訪れたイギリスのお庭?って感じです。

私がイギリスにお庭の勉強のために留学していた1997年から購読している雑誌。お庭の写真がとっても素敵なんです!8月号の表紙はこんな感じです。
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このような姿をイメージして、4月に植え込みをした姿が表紙でびっくりです!
ちなみに植え込み直後の姿はというと・・・。

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お分かりになりますか?ほぼ同じ場所で写真を撮りました。
左下のツンツンしてるのがスティパ。そしてその右側がエキナセアです。
エキナセアの背景には、プリペットシルバーそしてその右側に、ツルマサキ。
植え込み直後は、土がこんなに見えているのに、たったの3ヶ月でぐ~~んと大きくなりました!
もちろん、それは計算の上、植え込みをしていますよ!(たまに、予定よりも大きくなっちゃったり、その逆もありますが、人間の思惑通りにはいかないのがガーデニングの醍醐味だと思っています!)

こちらのお庭の奥様は、長い間お庭づくりを夢みられていらっしゃいました。
いつか、「自分の夢のお庭を持ちたい!」と。
実は、今までもお庭はをお持ちでいらっしゃったんです。でも、そのお庭は、旦那様が大切にお手入れさてていらっしゃる、和テイストのお庭。ですので、奥様の植物は、いつもコンテナガーデニング、もしくは日があまり当たらない、お庭の端っこの辺りで・・・。
「気兼ねなく自由~にガーデニングが楽しめるお庭」がご希望でした。
それで、今まで空き地になっていた部分を開拓(?!)された場所に、夢のお庭のお手伝いをさせて頂きました。
と~っても広い敷地なので、全体的なデザインと、ポイントになる部分を最初にご提案し、あとは楽しみながら、手作りのガーデニングを楽しんでいらっしゃいます。
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上の写真は、お庭の一部です。この他にキッチンガーデンがあり、休憩するためのガゼボあり、さらに、まだ、未開拓の土地あり・・・広いお庭を、本当に良くお手入れされていらっしゃいます!

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DIYで枕木の小道を作ったり。
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水場へのアプローチも手作りです。土になっている部分には、リッピアを株分けして、植えられていらっしゃいました。

完成当初は、どこに植わっているか分からないくらい小さかった植物達・・・。




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今では、のびのびと羽根を伸ばしています!
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ロープトップエッジングで枠取りした花壇スペースも・・・。
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今後の成長が楽しみなバラさんたちを見守るかのように、カラフルなジニアやマリーゴールドが華やかに夏を彩っていました!

時間の経過とともに、どんどん素敵になっていくお庭。
素敵なお庭で過ごす、ご夫婦の大切な時間。

やっぱり、ガーデニングって人間の力の及ばない何か不思議な力が働いていて、本当に魅力的だし、奥が深いなぁ~と思います。

ふと、イギリス旅行をご一緒させて頂いた、ガーデンズの宮本里美さんのご本の中の一節を思い出しました。

「人がお庭を作るのではなく、お庭が人を作る」
素敵な言葉です。

こんな素敵な仕事を生涯の仕事に出来たこと、今日もとっても嬉しく思います!
お庭仕事で、まるでプールに落ちちゃった人のように、全身汗まみれになったって、シミ・ソバカスに怯えながら日焼けしたって、ガーデンデザイナー、ガーデナーという、このお仕事が大好きなボスでした。