昨夜の爆弾低気圧が、ウソのように青空が広がってきました。
いよいよ10月。秋本番ですね。そして、今年も残すところ、3ヶ月となりました。
昨日は、雨が本降りになる前に、この夏に完成したらお客様のお庭に伺ってきました。
暑かった夏を乗り越え、植え込みをした当初より宿根草類が成長し、馴染んだ雰囲気のお庭になっているのを拝見し、ほっとしました。
初めて現地を見せていただいた時はこんな感じ。
これから、外構も含めてお庭を作っていく、『お庭予定地』ですね。
一度現地に足を運び、その土地のロケーションや地域性、設備配管や電柱の位置、室内から見える隣地の窓や生活エリアとの視線の通り、などなど、快適なお庭を作るために知っておきたい要素を調査していきます。
それから、お客様のご要望も盛り込みつつ、じっくりとプランニング。
今回は、南側道路のため日当たりは抜群なのですが、その反面視線が通り過ぎてしまうという、南道路特有のお悩みが…。
また、限られた土地の中に、室内の暖炉用の薪棚を作りたい!というお客様からの譲れないご要望もありました。
そこで考えてのがエムズ・プランニングオリジナルの『薪ストックウォール‼︎』を入れ込んだデザイン案です。
工事のスタートは、アイアンウッドのパーゴラフレームから。
スチールのメッシュパネルをガビオン風にアレンジし、アイアンウッドのパーゴラフレームと組み合わせ、一体感が出るようにしました。
ここに薪をストックすると、道路から適度な目隠しになるように高さを設定しています。
植栽を仮置きして、バランスを見ながらたっぷりの肥料と空気をすき込み、愛情たっぷりに植え込んだ、夏の日。
この日も暑かった〜。
成長期の、ひと夏を超えるとこんなに馴染んでくるんです。
白い壁に映り込む、ボナリエンシスの影が綺麗に見えるコーナー。
この日は、雨のため残念ながら見られなかったですが。
カースペースのスリットにはお客様が植えられたリッピアが大きく成長していました。
ナツハゼの実を雨がつたって、ちょっと心惹かれるワタシ。
この他にも今回のお庭には、秋の紅葉や黄葉や、実付きを楽しめる植物も植え込んでいます。
カツラ、ヤマボウシ、ヘンリーヅタに、ディアボロ、ハクサンボクなどなど。
ヤマボウシなどの、山出身の雑木たちは、夏の暑さで葉っぱが茶色く変色してしまう事が多々あります。
こんなに状態になってしまっに時、どうしたら良いですか?というご質問をよくいただきます。お薬を撒いても葉は元には戻らないので、夏の終わりから秋の初めにかけて、思い切って葉っぱを全部切り取ってしまう方法もオススメです。
秋のきれいな新芽が楽しめますよ!
もう少し寒さが近づいて来て、薪ストックウォールに薪がたくさんつみあげられた頃にまたお邪魔したいと思うお庭です。
現在、たくさんの新しいお庭が誕生しているのに、ほんの一部しかご紹介出来てなくて…。
時間を作って、また、ご紹介しますね!
ボスでした。