2020年にもお庭のリニューアルに携わらせていただいた、香取市の明照保育園様のお庭。
今回は、0〜1歳のお子様のお外遊びのスペースを、より安全に楽しく過ごせるようにとのご依頼でした。
雨の日も遊ぶことができるようにと作られていた既存のエリアは、既存のアルミ製品で作られておりましたので、どことなく無機質な雰囲気があったんです。
どうしたら、0歳から1歳までのお子さんが楽しい園の記憶を持てるか?
考えた末、アルミ製品の柱を木の幹に見立て、木々に囲まれた森の中の雰囲気にしたいなぁ、と考え、アルミの柱にオリジナルデザインの枝のオブジェをつけることにしました。
経年変化により壊れてしまったフェンスを、アイアンウッドの木製のフェンスに替え、一部をいちごなどの、食べられる植物を育てられるレイズドベッドにし、さらにハーブやブドウを植えました。
この木の枝にぶどうの蔓がどんどん絡んで伸び、その木陰で毎日お友達と遊ぶことができたら、どんなに楽しいでしょう!
近い将来には、ぶどうの実がなって、みんなで食することができたら!と夢は広がります。
誰しも子供時代には、おままごとや、人形などでたくさんの「見立て遊び」をしたと思うんです。
えっ?覚えてない?
それは、きっと、大人になって子供の頃の記憶が薄れてしまったから。
もしかしたら、大人にこそ、「見立て遊び」が必要な時代なのかもしれませんね。
この園庭でたくさんの子供たちが、かけがえの無い楽しい時間を過ごしてくれるといいなぁと思います。